（追記：ギルティギアはストライブから大分ゲーム性が変わりましたが、私はGGSTはやっていないので旧作までの知識での比較となります。）
自分はギルティギアから格ゲー始めて、ブレイブルーやP4Uもある程度やり、そこから初めてのストリートファイター5をSFシリーズで初めて触ったので、その時感じたアークシステムワークス系の格ゲーとストリートファイター5の違いなどをまとめます。
ローキック風の弱Kは上段
これしばらく気づきませんでした。カイの立ちKなどと違い、スト5の立ち弱Kはローキックに見えても全て上段です。
投げ無敵が短い
アークゲーはガードや起き上がり後の投げ無敵時間が長いため、相手の攻撃をガードしたあと最速暴れを連打していれば投げることがありませんよね。でもスト5はガード・起き上がりの投げ無敵が2Fと短く、自分の最速暴れ（3Fか4F）より早いので有利Fを取られると暴れていても投げられることがあります。
この投げの強さについてはスト5の投げについてにて説明しています。
複雑なガードシステムが無い
バリアガードや直前ガードは無く、ガードは普通のガードしかないので、ガード方法によって硬直差が変わることがありません。そのためこのゲームはアークゲーよりフレーム表通りの攻防が起こりやすいです。
中段は安い
グリードセバーやガントレットハーデスみたいに中段からコンボに行ける技はほぼありません。ケンの6強Kやいぶきの6中Kなど多少後が繋がる中段もあります。しかし大半は単発、ガードされたら確反みたいなものばかりですし、ロマキャン・ラピキャンなど無いので無理やり伸ばすこともできません。なのでアークゲーに比べたら中段崩しの価値は低く、試合中最後の一発を当てるのに使われるのを見るくらいです。
なので崩しのじゃんけんは打撃・投げ・投げ抜け狩りが基本です。
空中行動が弱い
アークゲーでは空中ガードや二段ジャンプ、前ジャンプしたあとやっぱり後ろ空ダなど飛んだあと色々な行動ができましたが、スト5には空中ガードも空中ダッシュも二段ジャンプも無いので飛んだ時に相手が様子見していたら基本的に落とされます。
対空ずらしになる技は一応あり、その場合通常技対空に対しては勝てますが、昇龍拳のように飛び上がる対空をされるとずらそうがずらすまいが落とされます。
最速技は3F
ギルティだと大抵最速通常技は5F、ソルやジャムなど一部の近距離ファイターのみ4F以下を持ってるくらいですよね。
スト5では半分くらいのキャラが最速が3F、残り半分くらいのキャラが最速4Fという感じです。
最初フレーム表見た時、このゲーム皆早い！と思いました。
ノーゲージ無敵技が無い
初期は昇龍拳系の技にノーゲージでも完全無敵がありましたが、アップデートで廃止され、1Fからの完全無敵が付くのはEX系（ゲージを払う技）だけになりました。
その際に昇龍拳系の技はシーズン2のバランス再調整について | お知らせ | 運営情報 | CAPCOM：シャドルー格闘家研究所に記載されているように、弱は投げ無敵・中は対空無敵・強は打撃/飛び道具無敵という細かい役割に分化されました。とはいえ強の打撃無敵も1Fからじゃありません。
起き上がり暴れが強い
スト5は最速通常技が3Fと早く、受け身が2種類あるので起き上がり最速暴れを確実に狩るように重ねるのが難しいです。しかもVゲージが溜まっていると暴れ弱攻撃ヒットからVトリガー発動で一気に逆転みたいなこともままあります。
キャンセルルートが少ない
アークゲーの通常技はガトリングコンビネーションやリボルバーアクションにより、だいたい弱→強方向に連続でキャンセルしていけますよね。
スト5の通常技は「ターゲットコンボ」と呼ばれる各キャラだいたい3つくらい持っている固定のルートでしか通常技同士のキャンセルはできません。
またアークゲーはほとんどの通常技が必殺技でキャンセルできますが、スト5は必殺技キャンセルできない通常技が結構多いです。ギルティでいう遠S的な存在の前蹴り中Kや、下段で一番長い足払いなど、リーチの長い技は大体キャンセルできないので、牽制から必殺技に展開したい場合一歩踏み込む必要があります。
Vリバーサルに投げ無敵が無い
ガード中の切り返しシステムとしては、アークゲーのデッドアングルアタックやカウンターアサルト等は完全無敵がついていましたが、スト5のVリバーサルには投げ無敵がないので打撃で有利F→投げみたいな連携にVリバ使うと普通に投げられてしまいます。アークゲー出身者は理不尽に思うかもしれません。
その代わりVリバーサルはごく一部キャラ（キャミィなど）を除いてガードされても-2なので確反がありません。
バックステップが弱い
ギルティのバクステは1F目から完全無敵がついていて、相手の固めをピンポイントにかわして切り替えしたりするのに使えました。
スト5のバックステップには打撃無敵が一切ありません。1〜2F目は地上で投げ無敵、3Fからは空中判定になるので投げはくらわないというだけです。しかもバックステップの空中判定の間は被カウンターになっています。当然クラカン技を当てられればクラカンします。
とりあえずこんなところでしょうか。アークゲーのようなガードシステムが無く空中行動の自由度も低いので、アークゲーより「じゃんけんに集中」というイメージがあります。
あとなんか思い出したら随時更新します。